そんな二人のやりとりを見てついクスッと笑いが込み上げる。

「なーに笑ってんだよ」

「ごめんごめんっ。つい」

「はあ、変な奴。帰んぞ」

風雅はそう言って先に歩いて行く。

「あ、ちょっと待ってよ〜」

私はそう言うと高木君と、まだ喧嘩をしている奈津、水瀬君にバイバイっと手を振って風雅の後を追った。


シーン…

気まずい。

すごーく気まずい。

なぜか風雅はなにも話さないし、

しかも早足だから丈が短めのスカートを着ている私はスカートを少し抑えながらサンダルで駆けている。