小さくため息。

だってさー…

なんか…なんかね〜…

違和感っていうか…

んー…

なんなんだろう…

言葉に表しにくいけど、なんというか…

ドキドキバクバクなって、きゅーっとなるっていうか…

昨日はこんなことなかったのに…

急に意識し始めたって感じ…?

うーん、と考え込んでいると風雅がこっちを見る。

「どうした?眉間にしわ寄ってっけど」

「えっ!?」

つい慌ててしまってお箸を取り落とす。

「はぁ…何やってんだよ」

風雅はそう言ってキッチンに入ってきてお箸をシンクに持って行き、新しいのを渡してくれる。

「あああありがとう…」

「…」