「ど、どういうことですか!?」

そう言うと風雅が呆れたように私を見る。

「一ヶ月とか長い間ずっとパーティーなわけねーだろ。
二人で旅行行ってたんだよ」

えぇえ!?

「そうだったんですか!?」

「はは、悪いねー結芽ちゃん」

「はは、じゃねーよ」

「でも初めの一週間はほんとにパーティーだったぞ?」

「んで離れられなくなったんだろ?」

「当たり」

そう言って肩をすくめるおじさん。

離れられなくなったって…

やっぱりラブラブだなぁ…

「いいですよ、許します」

「ほんとかい!?」

おじさんが目をキラキラさせる。

だって…

「たまには夫婦水入らずで過ごしたいですもんね」

「そうなんだよ!わかってくれてありがとう!結芽ちゃんだけだよ!」

そう言っておじさんは嬉しそうな顔をした。

「なっ…こいつら許す要素どこにあんだよ!?」

風雅はそう言っておじさんを睨む。