風雅はそんなおばさんを呆れた目で見て家に入る。

「あ、結芽ちゃんも早く入りましょう?
旦那も中にいるの」

「そうなんですか!?挨拶してきます!」

私はそう言うと下駄を揃えてリビングに。

わ、わぁ…床がでこぼこ…

変な感覚に慣れてきた頃にリビングに到着。

ソファに座っている大柄の人に近づく。

「おじさん!」

「おお結芽ちゃん!久しぶりだね!」

そう言ってくしゃっと笑うその人。

そう、風雅のお父さん

「悪かったね、家のことを全て任せてしまって」

「いえ!風雅と理玖も手伝ってくれましたし、全然大丈夫です!おじさんこそ疲れたりしてないですか?」

「ははは、今回のパーティーですっかり癒されたよ。本当にありがとう」