「ちょ、どけよ!」

「あら〜…。
結芽ちゃん、風雅とお祭りに行ったの?」

「え、あ、は、はい、まあ…」

ギロッと風雅を睨むおばさん。

「…風雅、まさか手は出して…「バカかっ!理玖と同じこと言ってんじゃねぇよ!」

え、理玖もそんなこと言ったの!?

あ、ありえないでしょ!

「ああもうごめんね結芽ちゃん〜…」

「い、いえいえ!旅行は楽しめましたか?」

そう言って微笑むと頬擦りされる。

「ええええ!結芽ちゃんのおかげでゆっくりできたわ〜!
これからは全部私に任せてね!ほんとにごめんなさいっ!」

「いえ…」