じーっと風雅を見つめて答えを待っていると、

「い、いつまで待ってんだよっ」

と言って顔を背けられた。

い、いつまでって…

「話してくれるまで」

「はぁ!?は、話すかよっ!
ってか不機嫌じゃねぇよ!」

「不機嫌だよ!絶対!」

「んなことねーよ!」

「えー!?」

…なーんて、好きになってもこんな言い合いするものなんだな…。

でも一つ違うのは、こんな言い合いをしていても胸がドキドキ鳴ること。

私は言い合いを続けながら、いつもより速い心臓のリズムを感じていた。