自分のテンションの高さと行動を反省していると、

「あっ…」

トンっと足に体当たりしてきた男の子。

見た所5歳くらい…?

「大丈夫?」

そう言ってしゃがむ。

「どうした?」

「あ、えと、この子がぶつかってきて…」

風雅にそう答えると、

その子がひくっとしゃくりあげ始めた。

「あっ…と、えと、大丈夫?
ぶつかっちゃってごめんね?」

そう言って謝るけど泣き止まないその子。

「ママぁ…」

と声をあげてますます泣く。

「…迷子だな」