着替えを終えてキッチンに向かうと

風雅が帰って来た。

「おかえり風雅」

「ああ、ただいま」

風雅はなぜかとても疲れた様子…。

「ど、どうしたの?」

「…なんかオタクにあのキャラそっくりですとか言ってベタベタ触られながら告られた」

わ、わあ…

「災難だったね…」

そう言って気を取り直すように笑顔で

「今日はハンバーグだからそのことは忘れて?
じゃあ着替えて来てね〜!」

と言ってキッチンに入って行った。