そして私の方を見ると頬杖をついて

「…ドキッとした?」

と言ってきた。

ドキッ…

違う意味でドキッとする私に

ニヤッと微笑みかける奈津。

「まあそうよね。にしても羨ましいな〜」

「え?そ、そう?」

「そりゃね。
あ、昨日のノート貸そうか?」

「あ、うん!ありがと!」

「いいえ。そういえば昨日ね…」

そうして朝は奈津とおしゃべりしながら

ノートを写した。