理玖はそう言って俺をじっと見る。

「…まさか襲って…「ねぇよ!!」

噛みつくように言うと

肩をすくめる理玖。

なんで俺があんなやつ襲うんだよ!

ありえねぇだろ!

「じゃあ起こしてくる」

そう言って俺の部屋に行こうとする

理玖をさっと制する。

「俺が起こすからお前はいい」

「…?そ」

理玖は意味深そうな視線を送って

部屋に入っていった。

…って俺なに慌ててんだよ!

べ、別に、理玖があいつを起こそうが

なんだろうが関係ねぇだろ!

俺はため息をついて

部屋に…結芽の寝ている部屋に戻った。