「助かる〜!!」

「ったく、これからはちゃんとしろよな」

「うんっ!ありがと風雅!」

そう言って微笑むと

「な…さ、さっさと写して返せよ!」

と言ってプイッとそっぽを向いて

向こうに行ってしまった。

「照れてる照れてる」

「えー?なにが〜」

そう言いながら宿題を取り出して写す。

「出来た。よかった〜…」

「はぁ、あんた頭悪いわけじゃないんだからさぁ…」

「えー、悪いよ」

「暗記はすぐする癖に」

「自分がしたいのだけね」