「じゃあ私は翔を教えるから、
結芽は一条君に教えてもらってね」

奈津がそう言ってなぜか風雅に目配せ。

風雅はじぃっと奈津を睨んだ後

はあっとため息。

って…な、なんで!?

ここは自然に奈津が私に教えて

水瀬君は風雅に教えてもらうとこでしょ!

「ち、ちょっと待てよ、なんで俺がお前に…「…なに?文句あるの?」

水瀬君も抗議したけどあっさり折れた。

奈津…

そんな睨んだら水瀬君怯えてるよ…。

「じゃあまず数学からね!始めよっか」

そうして勉強会が始まった。