「おじゃましまーす!」

「うわっ、すごっ!豪邸!!」

ややテンション高めな二人が到着して

とりあえずリビングに通す。

「よっ、風雅!」

「…おう」

スマホをいじっていた風雅を

バシッと叩いて

水瀬君が風雅の隣に座る。

「風雅の家って超金持ちなんだな!
家超豪邸!!」

「…別に」

そう言ってフイッと顔を背ける風雅。

な、なんか風雅のテンション

理玖並みに冷めてる…。

「一条君機嫌悪いね」

「うん、そうみたい…」

奈津に向かって頷いて

とりあえず紅茶を出す。

「はい、ミルクと砂糖はこれね」

「おーありがとな〜!」

「いいえ」