家に帰ってご機嫌で料理を作っていると

理玖が帰って来た。

「あ、理玖おかえり〜!」

そう言って微笑むと理玖も口を開く。

「…うん。そういや一か月になったわけだけど…「あ、そのことなら心配しないで!
私は大丈夫!家事とか任せてね!」

そう言って微笑んだ私を見て

小さくため息をつく。

「…まあいっか。
それよりなんかいいことあった?」

と言ってキッチンを覗き込む。

「ううん、期末は相変わらずヤバいしほんとにヤバいんだけど勉強会することになって」

「…へえ、風雅と?」

「うーん…風雅はやる気なさそうなの。
だからいざってなったら
クラスメートの高木君に教えてもらうの」

そう言って微笑むと

やっぱり理玖は怪訝な顔。

「…で、ご機嫌なんだ?」

「え?うーん…別に?」

そう言うと理玖は

「…風雅絶対勉強会参加すると思う」

と言って部屋に入って行った。