デ、デジャヴ〜…

冷静な声を出したのはやっぱり理玖。

「お、おはよう理玖」

「…うん。で?どうしたの?」

理玖の質問に風雅がため息をつく。

「…母さんら、帰ってくんの一か月に伸びたってよ」

「…は?」

う…理玖が怒ってる…

「…なんで?」

「知るかっ」

「…わかってんのかな?」

「わかってねーからこうなってんだろーが…」

「…父さんもなんか言って欲しかった」

「あいつは母さんと過ごしたいとしか思ってねーだろ、どーせっ!」

な、なんの話…?

「っていうか早く行かなきゃ遅刻…」

はっと時計を見ると

『ヤッバ!!』

風雅と思いっきりハモって

3人で席に着くと慌てて朝食を食べた。