すると今度は

風雅の肩に顎を乗せる水瀬君。

「相変わらず嫉妬深いねぇ」

「…てめぇぶっ殺すぞ」

「…すみません」

やれやれ、なんのことやら。

私は肩をすくめて教室に向かった。

「結芽ー、おはよ!!」

「おはよう奈津(なつ)!!」

私はそう言って親友の

浅川奈津(あさかわなつ)の席に直行。

「今日は早いねー」

「うん、今日日直で」

「あ、そっか。頑張れ!」

「ありがとっ」

私はそう言って自分の席に荷物を置くと教員室に向かった。