神埼はローファーの汚れが気になるのか白いバーバリーのタオルで磨いている。 「どうしたの?」 「ちょっと会長付き合ってよ。」 なんかその時の神埼の悲しそうな顔は神埼に似合わなくて、私はちょっとだけ神埼に付き合ってやることにした。 そこから電車を乗り換えついたのは無数のビルが建ち並ぶ街だった。