「永田くん…………」
そこにたっていたのは
今にも角が生えそうな鬼の形相をした【クソウザイ】永田くんで。
「お前のせいで恥ずかしい思いをしたんだ…」
【え、そうなの?
あれって私のせいなの?
自分がただ神埼君に負けただけなんじゃないの?】
永田君は私を睨み付けると、じらじりと詰め寄ってくる。
尻餅をついたまま立ち上がれずにいた私は直ぐに動けなくて、少しずつしか離れられず徐々に近付く永田君に恐怖を覚えた。
「もう告白を断れないようにしてやる…」
「やだ!!!…来ないで…」
【キモイ.鼻息荒い.まじで近寄んないで!??】