「…。」

つまり、
燦護は指輪の力が欲しいってことよね。

だから、私に死なれちゃ困る。


「悪いけど、あんたはこの世界では生きー」
「分かりました。」

瑠奈は燦護の言葉を遮って決然と言い放った。


燦護は自分の言葉を遮られ
怪訝な顔をするどころか、
満足そうに口元をにっと上げた。

「成立だな。」