「たっく、いい加減にしろっ!」

「ーっ!」
瑠那はお頭の足を思いっきり踏んだ

そして、
お頭が苦痛の表情を浮かべている間に、
瑠那はお頭の腹に思いっきり肘打ちをした。


「ーっくそあまぁ!」
お頭の怒りの矛先が
瑠那に向かって、
襲いかかろうと剣を振りかぶった。

瑠那は咄嗟に目をつむったが、
何もこなかった。

そっと目を開けると
青年の背中があり、
その下にお頭が倒れていた。