「ーっ!」
あまりの一瞬の出来事に
お頭は声が出なかった。

さっきの威勢は無くなっていた。

それどころか
青年が一歩一歩近づくたびに
怖気つき後ずさりしている。


弱いものには強気に
強いものには弱気に
典型的なダメな人間だな。
瑠那はそんな中、
完全に冷静に分析していた


どっかの誰かに似てる……

そう思うと瑠那は無意識に失笑していた