「あのさ、 大の大人が恥ずかしすぎるだろ。」 「うるせぇ!野郎ども!こいつを殺れ」 お頭が叫ぶと 後ろに控えていた部下たちは 一斉に青年を襲う。 しかし、 青年は顔色ひとつ変えず、 背中に挿す大剣を一振りしただけで 倒してしまったのだ。 「ひっ…!」 瑠奈を捕まえていた男は 青い顔をして逃げ出した。 「逃がすかよ。」 青年は男のみぞおちに拳を突き上げ、 男はパタリとその場に倒れこんだ。