次の日

まだ慣れない教室へ向かっていると…







ドンッ!!






「いってぇ。」




角からでてきた坊主頭の男子にぶつかってしまった。




「いたたた…。すみません。
大丈夫ですか?!」



そういいながら、痛そうにしている男子の



顔をみてみると、目鼻だちがよくて



目が大きくて坊主でもかっこいいって




思えるほどの顔だった。




「大丈夫。そっちは?」



あまりにもかっこよすぎて



つい見惚れてしまった




「あ、大丈夫です!」






「あっそ」






それだけいうと、その人は何も言わずに



去っていってしまった。





その男子が誰なのかはわからないけど



唯一、上履きの色が同じだったってことは




覚えてる。




私が今日から通うこの学校の上履きは




学年によって色が違うのだ




ちなみに私の学年は青!



あまりのかっこよさにもう一度会いたいって



思っている自分がいた





「まぁ、そのうちどっかでみかけるっしょ!」



そう思いながら



私は教室に向かった。