「またか、、、」


わたくし、眞鍋萌香はいまピンチである。


現在時刻は23時45分


終電は23時30分


そう、終電を逃したのである。


残業で終電を逃すことは多々あるが今日は場合が違う。


給料日前で残金残り少ないのだ。


「タクシーは、、、、無理か」


電車で片道1時間かかる私の家までタクシーでいくとなると裕に野口さん5人はさよならしなければならない。


「野口さん3人こんにちはしてたところで…」


そう、私の残金は3000円


宿に泊まるお金すらない。


「ちょっと怖いけどネットカフェに泊まるか、、、」


ネットカフェが怖い。


これに疑問を抱く人は多いだろう


だが、わたくし眞鍋萌香は超が付くほどの美人なのである


29歳にしては肌だって綺麗だしスタイルもいい


先日、TDLに高校の制服(10年ぶり)で行ってたけれどクルーに女子高生さんって言われたもん!



まだまだ女子高生に見えるってことだもん!


いや、そんなことを言いたいんじゃなかった


とりあえず私は美人なの!


そんな私がネットカフェで一夜を過ごす、、、


飢えた男たちが多い(であろう)ネットカフェに!!!


あぁ!!!考えただけでも恐ろしい!!


「でも、、、行くしかないよね」


私はそうして駅前のネットカフェに足を運んだ。



そして、それが恋の始まりになるとは知らず。