追い掛けようとしたが、足が動かなかった。

彼女が、僕を拒んでないのはわかっていたから。

嫌がってるわけでないから。

理由がある。

追い掛けてはいけない。


僕の足がこらえ……僕はその場から動けなくなった。


そして、どれくらいたっただろうか……。

立ちすくむ僕が、やっと足を動かし、ゆっくりと歩きだし…校門をくぐった時、

メールは来た。

学校の前で、メールの内容を見た僕は、走りだした。

すぐに、彼女のもとへ。