そう止まるわけがない。

僕は、毎日…麻衣とメールをするようになった。

メールの内容は、他愛もないものばかりだった。

好きとか…そんな言葉は、使わなかった。


まだ彼女は、結婚していたし…メールで、言うのは、嫌だった。



メールに少し慣れ始めた頃、麻衣から、いつもと違う文面が来た。


明日、会えないかと。



「明日?」

僕はメール内容を見つめながら、少し考え込んだ。

明日は、大晦日だった。

彼女が言った。

(今年中に、離婚する)



そう今年は、明日で終わりだ。