「お兄ちゃん、お料理すっごく下手なの! だから、いつもお店のお弁当で飽きちゃった!」 へへっと笑う雫ちゃんは少し寂しそうに見えた。 お店のお弁当なんて体に悪いじゃん… あ。そーだ… 「雫ちゃん!私が雫ちゃんとお兄ちゃんの美味しいご飯作って持って行ってあげる!」 こう見えて私は料理だけはできる。 「え!いいの!?やったぁ〜 楽しみにしてるね!」