「大西くん……なにか別の理由があるんだよ。きっと……だってあんなに苺花のこと好きだったんだもん。」




沙雪ちゃんは優しい顔して言ってくれた。




別の理由ってなんだろう?




でも…好きな人ができたのはかわりないよね




ずるいよ。



うらやましい。





川島さんが京ちゃんの彼女なの。




「苺花ちゃん?」




いつか聞いた声が聞こえてきて私は振り向いた。




後ろがわの入り口にたつのは……




わたしの初恋の人……翔太先輩だった。