結局押しが半端無く強い相原親子によって強制的に浴衣を着せられてしまった。


｢菜子ちゃん似合ってるじゃない!!どう??はじめての浴衣は。｣

『な…何よりまず、苦しい…です…。』



何これぇぇっ!!!!

めっさお腹苦しくねっ???!!!


樹里ママの着付け容赦無ぇっ!!!!



｢菜子何へばってんのさ。そんなんじゃこの後どーすんの?!｣



あたしが苦しさに悶えているうちに着付け終わったらしい、紺色に藤色の紫陽花の浴衣を身に纏う樹里が飽きれ顔で言う。



『お、女の人って何でこう苦労してまで頑張るんだろ…??』

｢別に苦労とか思わなければ平気っしょ!!｣



強ぉぉぉっ!!!!!!

何この人??!!


これが帰宅部エース(??)とバスケ部エースの差なのかっ??!!





※特に関係ないと思われます。













とりあえず輝さん達には３人で神社行ってもらうようにメールしとこう…。








メールを打っている間に樹里ママがあたしの髪をいじっていたが、もはやそれどころでは無い。