リビングへ入ると誰かの後ろ姿を発見。



『………嵐っ??!!』



そこにはいつもとは雰囲気の違う嵐が居た。

ってか一瞬分かんなかったし!!!!

何が違うって、何か服とか髪のいじり方とか…。



「菜子似合う。可愛い。」



あ、中身までは変わってませんね〜〜〜。

やっぱり。



『嵐こそ何かいつもと全然違うよ。っつかいつもより格好良いよ、うん!!!!』

「格好良い…??」

『うん。』



まさか…、

『格好良い』って何??

とか聞いたりしないだろうなオイ?!



「ありがとう。」



そう言って嵐はあたしの頭をポンポンと撫でた。



『あぁ、うん…こちらこそ…。』



――何となく照れ臭い。





目のやり場に困り時計を見た。


――AM9:30――



『あっ!!!!待ち合わせ時間もうすぐじゃんっ!!嵐急ごっ??!!』

「うん。」



あたし達は急いで朝食(当然の如くパン)を済ませ、家を出た。