あれから、少しは右手のことをあまり気にしなくなった。 もちろん、左手だけはきついけど必ず梨々香が助けてくれるんだ。 「梨々香、私、次の授業サボるね。」 梨々香はうなずきながら手を振ってくれた 私はそのまま屋上にむかった。