販売機で私もジュースを買い、教室に戻ろうとしている途中に桜井くんがいた。



「あ、桜井く……………」



桜井くんは、私の横を通り過ぎた。



なんで………。



目すら、合わせてくれなかった。



私、何かした?


「胡桃、大丈夫?」


梨々香が心配そう顔で聞いてきた。


「あ、ごめんね。大丈夫!」