食堂に着いた途端に食べる気を無くさせるような賑わいっぷりだった。



「俺、食券買ってくるから席とっといてよ。」


桐沢に頼まれて俺は席を探す事にした。



お、あったあった。


ちょっと奥の方に空いている席があってその席をとった。



荷物を置いて、ちょっと待ってみたけど、桐沢がくる気配はなかった。



可哀想だから、ついていくか。


そう言って、桐沢の元に向かおうとした時だった。