「胡桃、ここ最近変だよ?なんかあった?」


今は授業中。


梨々香がいきなり話しかけてきた。


「梨々香、その上に書いてある数字はなに?」


梨々香のノートには、ものすごい数が書かれていた。


「ん、これね。胡桃のため息の回数。」



「え!?私、こんなにもため息ついてた?」


梨々香は、普通にうなずいていた。