胡桃side


気づいたら、大きな倉庫にいた。


「お、目が覚めたか。」


いかつい男の人が1人いた。


この人、私にハンカチを押し付けた人だ。


「あのー、帰してもらってもいいですか」


早く帰りたい。


「ごめんね、お嬢さん。俺は君を逃したら殺されるんだよ。

だから、無理だね。」