「あんたは、呆れるほどバカやなぁ?」

「はうっ」

「そんなことで俺のこと振ろうとしてたんか?」

「しょっ、しょうりゃな、ひ(そっ、そうじゃない)」

「…俺が悠さんにあげたいと思ったプレゼントですよ?それを悲しい顔されたら俺の方こそ被害者だよ?ありがとうって、言ってくれたら嬉しいことないんだよ…?」

「ほへんなしゃ(ごめんなさ)」


すると奏汰はにかっとわらって
カバンから例のプレゼントを取り出し
私の首につけてくれた。


「ん、やっぱ似合っとる。俺が選んだだけあるわ〜」

と私の頭をくしゃっと撫でて
キスをしてくれた。