そういえば、今日、奏汰から遅めの誕生日プレゼントをもらったんだ。

一昨日の誕生日の日、私は営業でこの街にいなかったから。


とても、


とても嬉しかったんだけど、
素直に喜べなかったなぁ、、。


「ごめんなさ、…だっ、て、」

「だって?」

「高校、生の奏汰が…頑張って汗水垂らして働いて、貯めたお金なのに、こんな高そうなネックレス…」

「…は?それだけ?」

「…」


奏汰はため息をついて私の両頬をつまんだ。