「っっだぁぁあぁああぁあ!!!あのクソ野郎!!!!」

「落ち着け」

「無理!!無理だね。絶対無理!無理無理無理無理無理!!!!」

「わかったから」

「すみません!ビールお代わり!!」

「…」


私の名前は三ツ野 悠(ミツノ ユウ)。
今日彼氏にフられ、親友のゆかを呼び出し呑んだくれていた。



振られたと言っても…
私が勝手に話の途中で逃げてきただけなんだけど…


っ、でもでも!
悠さんのことよぉわからへん
って言われて、
そのあと続く言葉なんて、


ひとつじゃない?



少なくとも私はそう思う。
いつも迷惑かけてばかりで
泣いてばかりで、
いい年した大人が高校生の子に
しっかりしろっていわれて。


散々、いろんなこと言われてたから。