“ピンポーン”



マンションのチャイムが鳴った。

時計を見ると、夜の9時前。


誰だ、こんな時間に?


普段あんまり客自体来ないから何だか気色悪い。


とりあえず手グシで、グシャグシャな髪の毛を整えて玄関に向かった。



“ピンポーン、ピンポーン”


2回続けてまたチャイムを鳴らす。



うるせぇーな。


心の中でそう呟いて、俺はガシャッとドアを開けた。



「はい」




ドアの向こうには

1人の女性が立っていた。


白のブラウスに灰色の短めのパンツ、赤いカバンを持っていて

首もとにはシルバーのネックレスが光っていて、茶色のブーツを履いている。


そんな事はともかく



俺は驚いてしまった。






「よっ♪」