「どうして・・・健哉!!


ねぇ、目覚ましてよ!!!!


あたしは大好きなんだよ‥


ねぇ、健哉!!」








・・・・っ!!






「またかよ…」




朝起きると、俺の首もとは汗でびっしょりだった。


ぐしゃぐしゃなベッドのシーツを見て、自分が夢に魘されていた事がわかった。



もう

何度同じ夢を見たんだろう…



いつになったら忘れられる?



あと何度同じ夢を見たら俺を許してくれる?




絶対に消せない過去。




時計を見ると

もう昼の1時半。


寝坊っていうか‥1限、2限の講義もうとっくに終わってるし。


まぁーいつものことだけど。



昨日あんなつまんねぇー合コンなんか行ったから爆睡しちまった。