その後質問を終えたけど、二人は何か話しているように見えた。

「……」

その後俺は、ずっと黙っていた。

「正宗」

涼介に名前を呼ばれて肩が上がる。

「な、なに?」

「今度質問するのは、確か正宗だよな?」

「そうだけど」

それがどうかしたのか?

「あまりきついこと聞くなよ」

きついことを聞くな?

「それはどういう『次の人お願いします』」

「はい」

俺は次入ってきた女を見て驚いた。

「蘭!」

なんでここに蘭が。

俺はさっきの名簿に書かれてい名前を思い出した。

「……」

「……」

互いに俺達は視線を向け合った。

なんで蘭が受けに来たか知らないけど、質問してやろうじゃん。

蘭は椅子に座ると、まっすぐ視線を向けてくる。

緊張しているようには、見えないか。