「あの、私は相馬心愛(そうまここあ)って言います」

「私は星美夜蘭、よろしくね」

「は、はい宜しくです、蘭さん」

「ところで、心愛ちゃんも受けに来たんだよね?」

「は、はい」

声が小さくなった。

それに、何だか暗い顔つきだった。

「どうしたの?」

「い、いえ。蘭さんは何でこのオーディションを受けに来たんですか?」

「えっ?」

急にどうしたんだろ?そんな事聞いてきて。

何か理由でもあるのかな?

「うーん、そんな対した理由ではないんだけど、私はCOSMOSの造る世界を見てみたいと思ったから」

「COSMOSの造る世界ですか?」

「うん。実は私ね、COSMOSの事知ったのつい最近なんだ」

「えっ、そんなんですか?!」