『涼介。ありがとう凄く嬉しい。けど今m友達といて』

「なら、その子も同席してもらう」

『えっ!』

「えっ!」

同席って流石にそれはまずいだろ。

「それじゃぁ、 シュムックケルプヒェンでまた会おう、それとおばさんに店の中に人が居ないようにしてくれ」

『わ、分かった』

「それじゃ」

涼介は通話を切ると、俺にスマホを渡した。

「お前。一体何考えてんだよ!見ず知らずの奴まで同席させてどうすんだよ!」

「大丈夫だ、僕達が普通にしていればバレることはない」

二年前その普通に過ごしていて、COSMOSのメンバーだってバレたの、どこのどいつだよ。

「まぁ、その子の相手は正宗に任せる」

「はぁ?!何で俺なんだよ!ここまで付いてきたのは、お前に今日のライブのーー」

「よろしくな」

こ、この笑顔は……。

涼介の笑顔は、たまに気持ちがこもってなくて向けられる時があるから、その時凄い鳥羽だが立つ。