「休憩終了、残りの時間も頑張ってもらうわよ」

「はい!」

その後も、私たちは与えられたメニューをひたすらやり続けた。

さっきまで痛かった喉も、正宗が入れてくれた蜂蜜入りの紅茶を飲んだら、すっかり痛みは引いていた。

「正宗に、何かお礼したいな」

そして、長かった一日はようやく終わり、家に着いた私は疲れ果ててため、帰って直ぐに眠りについた。

それから一週間が経ったある日。

「うーん」

私たちは今、ハンナさんに体のチェックをされています。

「そうね……」

ここで合格を貰えなければ、私たちのデビューは遠のく。

「まだまだ駄目なところはいくつかあるけど、一応合格ってところかしら」

「ほ、本当ですか?!」

「嘘は、言わない主義よ」

ハンナさんに合格を貰った私たつは、互いの顔を見て微笑んだ。