「だから里音には、秘密にしていたのに」

「それは、楓さんの物の管理が良くないからでは?」

俺がそう言うと、その言葉が楓さんに突き刺さる。

「じゃぁ、次俺っすね。俺はもちろん、相馬心愛ちゃんっす」

「だよな、あんだけ惚れてたら」

「もちろんっすよ!心愛ちゃんすげー可愛いんすから」

もう分かったから。

まさか、至流婆が女に対してこんなに一途になるとは思ってなかった。

「俺は、南雲優」

「あっ、やっぱしゅっちは、その子っすよね」

「あぁ、うざいって言われたし、ライバル宣言されたからな」

もしかして阿修羅、「うざい」って言われた事気にしてんのか?

「次は、正宗だな」

「あ、あぁ」

何だよ涼介の奴、笑ってやがる。

どうせ俺が誰の名前出すか知ってるだろうな?