「おまえ、、、これ」




いっちーの表情が一気に変わった






「な、なんでもないの!!
階段から落ちちゃっただけ!!」





あたしはそれを言うとそそくさと屋上を出ようとした






「柚空ちょっと待て」






咄嗟に掴まれた腕に痛みを感じた





「ちょっとごめん」





いっちーは無理矢理あたしの腕をまくった




そこにはいくつかの痣




「派手にこけちゃったの」





必死で言い訳をしようとするあたし





そんなの意味ないのに






「誰にやられた?」





「い、いっちーには関係ない!」






「柚空!!」






無理矢理振り払うとあたしは走って屋上を後にした