あっという間に放課後になり、散々茶化されたあたしは約束した中庭のベンチにむかった
そこにはもうすでに例の男の子がいた
「よかった、来てくれたんだね」
「そりゃ待ってるってゆわれたらとりあえずくるよ」
「ありがとう。
あのさ、俺の事知ってる?」
これは正直に答えていいのかな?
「その顔は知らないね?」
まだなにも答えてないのに苦笑いしながら言った彼にあたしは少し驚いた
「俺は滝川 透。
俺は去年から君のことを知ってて、いつも見てたんだ。やらしい意味じゃないよ?」
ちょくちょく笑いながら弁解してくる彼にあたしは少し笑った
「俺が言いたいことわかると思うんだけど、俺さ君のこと好きなんだ。」
だいたいバカなあたしでもここまで来たらわかるよ
でもあたしは滝川くんのこと知らないし、勇吾もいる
答えは決まってる
あ、ここであたしが失敗するのは断り方だよね?
桜空みたいにうまくしなきゃ、また敵を作る、、、
見た感じ優しそうで顔もかっこいいからきっと滝川くんを想ってる子がたくさんいるはず、、、
ちゃんと学習しなきゃ!