まだ朝の五時半







どこの高校生が朝の五時半に登校するんだか、、、、







きっと母さんはさっき帰って来て、邪魔なあたしを追い出したんだ






いつもそう、、、








あたしはいつものように
制服の上に着たパーカーの帽子をかぶり、外を歩く







近くにある公園に向かうのが日課







今日はいつもと違う光景に気づく







「清水 柚空、待ってたよ」






いかにもギャルって感じの女が公園にいた






誰?この人、、、






ま、誰でもいーけど、、、






「何か用?」





あたしが口を開いた途端、いきなり胸ぐらを掴んで来た女





「何か用?じゃねーよ。
人の男に手出してんじゃねーよ!!」





なんのことってかどの男のことかわかんないけどとりあえず拳が飛んで来たのをしっかり掴んだ





「どの男のことかわかんないけど汚い手で触んなよ」






軽く胸ぐらを掴んでいた手も振りほどいた