和樹と脇田に向かって言った。

脇田は全て承知と言わんばかりに、うなずいた。
「さようなら。探偵さん。あなたに出逢えて幸せでしたよ」

当麻はうなずくと、麗奈を抱えてガレージを出た。

残された脇田は和樹を優しく抱きしめた。

「死ぬときは一緒ですよ。香織様と紀之様に逢いに行きましょう……」