「……大丈夫だよ。当麻はこんなことで死ぬやつじゃない」

皆藤が優衣の肩に手を置いた。

「あいつは地球の最後の日でも寝ているようなやつだから」

財津が優しく笑った。

そうだ。みんな、当麻を信じているんだ。

優衣は「はい」とうなずくと、じっと炎を見つめた。

私も信じなきゃ。

社長を……。